加工の一覧
工程の流れ
(一例をご紹介します)


加工内容
複数本の糸を並行に引き揃えて一本の糸として巻き取る工程です。
目的
撚糸加工の前工程として行われることが多く、撚りムラや糸切れ発生を抑え品位の安定と生産効率の向上に繋げます。

加工内容
単糸もしくは複数本の糸を「撚る(よる)」ことでねじり合わせて、一本の糸として使えるようにする工程です。
目的
撚り回数や加工方法によって糸の品質、機能性、外観やその他、必要に応じた特性を付与します。
(スチームセット)

綛上げ(カセあげ)
加工内容
紙管やボビンなどに巻かれた糸を、綛という大きな輪状の束に巻き取る工程です。
目的
主に後工程の染色やスチームセット工程において、作業を効率的かつ均一にするために行われます。
綛繰り(カセくり)
加工内容
綛上げとは逆で、綛状の糸を再び各種紙管に巻き直す工程です。
目的
染色やスチームセットが終わった綛の糸を、次工程で扱いやすい形状へ巻き取ります。
スチームセット
加工内容
繊維に蒸気(スチーム)と熱を加えることで、その形状や寸法を安定させたり、風合いを整えたりする加工です。
目的
蒸気の力で繊維をリラックスさせ、望む形や状態に整えてそれを固定することでより良い品質の製品を作るために行います。

加工内容
各種繊維を回転する紙管やボビンへ、テンションをかけながら一定の振り巾や角度で連続的に巻き付けていく工程です。
目的
ご要望に沿った紙管またはボビンへ使用に適した形状や硬さで巻き上げます、いわゆる製品の仕上げに相当します。

引張試験、撚り数(よりすう)、乾熱収縮など必要に応じて検査を実施します

撚糸とは?
撚り(より)をかけて強度を高めた糸
ねじり合わせた糸を各種形状に巻き上げます。
撚糸とは糸に撚り(より)をかけることで、糸をねじり合わせて一本の糸として使えるようにする工程です。この撚り回数や方法によって最終的な糸の強度やその他の特性が変化します。小巻は加工糸を紙管やボビンへ必要に応じた分量で巻き付ける工程になります。

撚糸について
強度と扱いやすさの向上
強度が増すことで引っ張りに対する耐性が向上したり、均一な撚りをかけることで品質が安定します
伸縮性、しなやかさの向上
弾力が生まれ伸縮性が向上したり、しなやかになることで柔軟性が増します
耐摩耗性の向上、毛羽立ちの抑制
撚糸の回数によって摩擦係数が低下したり、表面が滑らかになることで毛羽立ちが抑えられます
光沢、風合いの変化
撚糸の方法や方向、回数によって見た目や材質感が変化します
小巻について



平行紙管(チーズ)、テーパーコーン紙管、パラ紙管、ボビン巻きなど大小各種形状に対応しております。
また、写真にない形状や新規案件にも対応が可能です。
製品の用途は?
産業用資材、衣料品産業、建築産業など多岐に渡ります。
小酒井繊維工業株式会社は、
自動車に使用する各種ホース用補強糸を主軸に加工をする数少ないメーカーです
撚糸の写真










